Wednesday, November 30, 2011
Have Fight With Me
To walkout ec 10 students (only):
I will take up to ten walkout students out to fight after Wednesday's lecture at my favorite Harvard Boxing Club. Join me if you are interested in the group. First come, first beaten!
Tuesday, November 29, 2011
Monday, November 28, 2011
新しい政府
戦後、我々は学校で「民主主義は良いこと」、「民主主義ありき」と教えられ、私も「民主主義こそ人類が求めてきた約束の地」だと考えてきた。しかし、結局のところ社会科の教科書には「民主主義が何たるか?」が書かれていないし、「良いもの」とだけしか教えられていない。戦後民主主義とは何だったのか?
いまこそ、問うべきときはないのではないのか?
戦後世界の幻影
戦前、世界は「失業」と「デフレ」に悩まされ、これが帝国主義的な軍事的覇権主義の台頭を許し、「戦争」という「恐怖の公共投資」で解決してみせた。戦後世界はこの教訓からアメリカでは「雇用法」(1946)が成立、日本では3大民主化改革(1946-7)により、「失業」と「デフレ」は政府により解決されるべき社会的課題として認知されていく。これが高度成長の基盤になり、「中産階級」(村上泰亮)を生み、巨大な消費社会が誕生した。
しかし、この「豊かな社会」(ガルブレイス)の代償として「財政赤字」と「インフレ」(ブキャナン=ワグナーはこれは「民主主義のコストである」とした)を招聘し、1970年代以降フリードマンらの理論的支援もあり、「レーガニズム」、つまり「小さな政府」によって解決できると反駁したかに見えた。80年代の中曽根行革にもその思想は受け継がれた。
高齢化は財政破綻を招く?
先進国は「インフレ」こそ解決できたとはいえ、「デフレ」、されに「高齢化」こそが次代の課題として台頭している。「高齢化」は福祉財政の拡張を招来し、「財政赤字」の拡張をことごとく許している。民主主義社会では福祉予算のカットは受け入れられにくい。議員も選挙で争点の対象にしたくない課題としてしる。
モディリアーニのライフサイクル仮設によれば、福祉予算の膨張は将来増税の期待を生み、これが現在の消費を減らし、貯蓄を増やしている。貯蓄の増加は有効需要を冷やし、生産・雇用・所得を減らす。当然、税収も減少するなかで、行政コストの切り詰めは遅々として進まず、歳出だけが増えていく。結果財政赤字と、その結果として政府債務の累積である。
今必要なのは税収に見合った規模の政府であるのだが、それができない。いまこそ「高齢化時代」の「政府」を作るべきである。
景気対策より成長戦略を
3つ提案がある。まずは税収が増えないので、
(1)政府活動を小さくする。
公務員の数とその給与を減らし、福祉予算も減らす。年金の給付も引き下げる。かわりに高齢者に雇用の機会を提供する。退職年齢の引き上げ、賃金の年功スライドを抑制するのも一つである。しかし、人口構造が高齢者に偏る現代ではこれは難題であることは明白である。
(2)解雇規制の撤廃
何より問題なのは「正社員の解雇が難しい」ということである。ホワイトカラーの正社員は生産性が低い上に、生産性以上の給金を得ている。これは問題なのだが、労組の力や社員の勤労意欲向上もあり、なかなかホワイトカラーのクビ切はできない。まさに「社内民主主義」が「低生産性」と「報酬インフレ(デフレ時代では実質報酬は増えている)」をもたらしている。今必要なのは民間企業の構造改革、すなわち生産性の低い部門を切り捨て、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を生産性の高い部門へのシフトである。
(3)高等教育の改革
有望な人の育成が急務である。初等教育の充実も必要だが同時に高等教育、大学、専門学校、大学院大学、研究所の研究活動も必要である。すべて学生には貸与でいいので無利子の奨学金を与え、有能な教員を充当し、勉学に集中できる環境を作ることが必要だ。怠惰な学生には退学勧告を行い、有能な学生には報奨金を与える。これは研究者も然りだ。勉学や研究が社会に役立てるよう奨励することがなによりも必要である。
ただ大学の研究者や学生を増やすのではなく、大学行政も取捨選択が必要である。学生や教員への評価を大学や外部機関が行い、この評価に基づく支援制度が必要である。評価の低い学生教員に退場を願うのは至極当然である。学生・研究者たちの反論があるかもしれない。しかし、自分の研究勉学に高い自信があるなら、自分で基金を募って研究すればいい。それだけのことである。
Wednesday, November 23, 2011
大恐慌、インフレ、そしてデフレ
1970年代、世界はインフレに見舞われ、フリードマン・ルーカス・サージェントはインフレと経済政策の役割を明らかにするため、新しいマクロ経済学(動学的一般均衡モデルにつながる)を作った。(第2の危機)そして、サージェントは今年ようやくノーベル賞を取った。
そして、いま、世界はデフレ+財政赤字(日本経済化?)に見舞われようとしている。今だよい解決策は得られていない。この第3の危機をいかにして乗り切るのか。
以下、3点が問題である。
(1)デフレは何が原因か?
(2)金融政策はデフレを止められるか? 財政政策はいまやデフォルトの危機を抱えている以上無理。
(3)デフレが人々の間の「自信のなさ」から来るとすると、
どのように「自信」を生み出すのか? そして、それは可能なのか?
Monday, November 21, 2011
On Econ Study
I graduated from a graduate school of economics in 2005 and I re-started studying economics in 2007 and flied to a graduate school in the US, but returned here in 2008. Now I am in a teaching position at some private schools(not college or university) and trying to continue to study economics.
Recently I found a microeconomics book written by Takashi Negishi(1989), a worldly pioneer of general equilibrium theory: It has less than 250 pages and every item is written so shortly that I can follow. I try to read Chapter 4 on general equilibrium.
Until now I have tried several economics books and I found it difficult to understand economics by using them. Professor Maddala of Ohio State, they say, once said, "you can't learn anything from a fat book", and now I should completely agree with him.
I have tried to select a couple of econ texts(Micro: Varian(1992) and Dixit(1990), Macro: Barro&SalaiMartin(2004),Romer(2006)) and to focus on them to study micro and macro. I had a lot of macro texts, Blanchard&Fischer(1989), Obstfeld&Rogoff(1996), Sargent(2004),Farmer(1993) and so on, but it was too much for me to study the basics of macroeconomics. At last I decided to sell all these books and said to myself, "don't read too much and think more yourself first".
Before I went to the US, I had an interest in international finance, currency union, exchange rate fluctuation and open-macroeconomic policy. But reading the related research papers, I found it important to study macroeconomics and tried to study Ramsey model(optimal growth theory/RBC model). And then continuing Ramsey model, I found it more important to study general equilibrium model and studied basic micro theory, consumer-producer theory and Walrasian competitive equilibrium. Finally studying general equilibrium, I found it much more important to research 'equilibrium' and '(static&dynamic) optimization', of which modern microeconomics consists.
One day I was told one book by Prof Drewianka of Wisconsin Milwaukee and I tried to read it after I came back here. It was Schelling(1978), Micromotives and Macrobehavior, that I found interesting: Not too much but should be careful to read in order not to miss important ideas. It researches individual optimizations and social equilibria, and more on the related socio-economic matters. Reading it, I found it much more important to study the inter-relationship between micro optimizations and macro equilibria(phenomena) when I try to research some basic but difficult-to-understand macro issues, the determinations of interest rate, prices, exchange rate and national income.
Now I try to write plainly the interaction of agent behaviors and macro phenomena by using two key elements of modern economics(optimization and equilibrium) by using some related researches, Becker&Murphy(2000) and modern classics Akerlof(1984). Through basic study on economics, I would like to understand macro behaviors that have attracted social interests among people. I don't know how many years it takes to write it but I believe it is very important to keep trying.
我が経済学研究
アマゾンのレヴューで、小生はかつて西村清彦氏の『経済学のための最適化理論入門』、成生達彦氏と岸本哲也・吹春俊隆氏の『ミクロ経済学』を評したが、西村本は、勉強を進めるうちにDixitのOptimization in Economic Theoryに代替できると考え、古本屋へ売却した。成生&岸本・吹春『ミクロ』本はまだ手元にあるが、「そろそろ卒業しなければ」と思いきや記述が簡潔で、教えられることが多く、今だ捨てられないでいる。
西村和雄氏の『ミクロ経済学』(東洋経済)は大学院へ入る前に使っていたが、VarianのMicroeconomic Theoryに代替できると考え、古本屋へ売却。いろいろあたらずに、少数のテキストをじっくり読んで身につけようと考え、他の経済理論本も売却し、ミクロはVarian(1992)とDixit(1990)、マクロはBarro=Sala-i-Martin(2004)とRomer(2006)、斎藤誠『新しいマクロ経済学』(ただし、前の版、1996版)(最近は加藤本も加わった)に絞って集中的に勉強している。2007年から取り組んで早4年。「大きな本から何も学べない」という加藤涼氏の『現代マクロ経済学入門』(2006)の序文ではないが、小生も全く同感している。いろいろ寄り道せず、最初から上記に絞って勉強すればよかった。
今だよくわかっていない項目もあり、経済学の勉強は平坦ではない。小生は経済学に向いているとはやはり思わないが、それでも続けることに意味があると考え、時間を見つけて勉強に集中するようにしている。
大学ではなく民間の専門学校で経済学を講ずる今の身分は決して安定ではないが、この機会を大いに利用し、更なる経済学研究にまい進していきたい。
ちなみに今の研究テーマは「ミクロの意思決定とマクロ現象ならびに政策の関連性」。
過去は国際金融を勉強しようと考えていたが、これはマクロ経済学の周辺領域であると考えるようになり、マクロを勉強しなおそうとRamseyモデルからやり直した。やがて、マクロ経済学を勉強するうちにこれは「(動学的な)一般均衡理論の応用」だと考えるようになり、ミクロ経済学を消費者⇒生産者⇒市場均衡と順番に勉強しなおした。
そして、ミクロ経済学は「最適化」と「均衡」という2つの要素で構成されていると考え、最適化理論(Maximum Principle&Dynamic Programming)を勉強し始めた。これら現代経済学の根幹(最適化と均衡)について、簡潔に触れているのがSchelling(1978)本だと思うようになった。これはゲーム理論本ではなく、経済と社会現象の見方を論じた社会科学の経典である。もうすぐ日本語訳が出るらしいが、何故30年もの間翻訳されなかったのが不思議である。しかしながら、Strategy of Conflicts(1960)はまだ読んでいない。(関連本にAkerlof(1984)があるがこれも優れた古典であるが、まだ読破していない。こちらは日本語訳がある。)
非常に大きな研究テーマであるが、小生の中では現代の経済学を「最適化」・「均衡」の観点から簡潔にまとめた文献がないと思う。広くミクロ経済学本ではいくつかあるが、どれも総花的な観が否めず、面白くない。大学院教科書のMasColell(1995)が最たる文献である。
SchellingのMicromotives and Macrobehavior(1978)やBecker&MurphyのSocial Economics(2000)で扱われたテーマを自分なりに解読し、modelを組み、個々人の選好の変化、社会的な好みがマクロ経済にどのような影響を与えるのかを、学部ミクロ&マクロの知識でも読み解けるぐらいに簡潔にまとめていきたいと思っている。現実に起こっている経済の均衡を理解するためには、ミクロ経済学、マクロ経済学の違い、古典派・ケインズ派の相違を超えて、社会学や心理学といった周辺領域をも統合化しないといけない。
「選好」の研究は決して新しい分野ではなく、既に多くの先行研究が存在している。しかし、少しでも現実社会への視座を広げようとするとき、古いテーマを洗い出すことが必要だと考えている。いまはそのための貴重な時間である。
Thursday, November 17, 2011
Wednesday, November 16, 2011
Thursday, November 10, 2011
Thief, Liar and Killer
Why is thief and robber criminal? Because it's the against the law. (Right! but why does the law prohibit it?)
The proper answer is that "if thief is permitted, soon there'll be nothing to steal in the world".
If you can jump a restaurant bill, there'll be no restaurant that serves you in the world. If you can always tell a lie, no one trusts you anymore. If you can kill someone you hate, you'll be killed someday and should be careful!
The point is not because it's against the law, but why it is against the law. The point is not how much you should be punished for thief, but what kind of punishment affects your behavior: If you don't want to be killed, killing should necessarily be prohibited and the killer should be forced to be in jail.
Reference: Schelling(1978), Micromotives and macrobehavior, pp33, "woodcutter and bystanders"
Friday, November 04, 2011
Walkout and Sit In
I welcome walkout and sit in. But you guys should attend the class and ask Prof Mankiw to discuss. This is the first task that you should do(even though I missed class as a student and I have no qualification to give such advice).
Anyway I envy you because here in Japan there are (said to be) too many grass-eating young students( those who don't work hard, have no girl/boy friend, and no hope/dream for their future) . It seems that I can't have anything to expect them to make "the second Japan's miracle" come true.
However, I will struggle to study economics in order to have them think about how their society really works and how they should play an important role in the society.