金融政策とは世の中に出回るお金の量を調整することであり、(1)景気安定、(2)物価安定、(3)金融の安定、以上3つの役割があるとされる。
報道では、(1)の役割ばかり強調される。今日の日銀は(2)と(3)を重視している。物価が高騰すればお金の量を減らし、銀行が破たんしそうであれば信用不安を未然に防ぐ。
今日のアベノミクスは、(1)でデフレ脱却を狙っているが、金融政策に果たしてできるか。
10年前に100兆円もの財政をつぎ込んだ政府は、持続的な景気拡大を起こせただろうか。
「アホノミクス」とは、財政で景気浮揚に期待するあっぱれな期待感、国民の生活を犠牲にして景気を浮揚させることを是とするおめでたい主張のことである。
これから、このアホノミクスを語っていきます。