「いじめをしません」 舞鶴・白糸中 バッジで宣言
2月12日19時19分配信 京都新聞
いじめ一掃を目指して配布されたバッジ(舞鶴市浜・白糸中)
京都府舞鶴市の白糸中(浜)で12日、「いじめをしません」と宣言してバッジを付ける取り組みが始まった。いじめ被害は口頭で友人や教職員に訴えにくいことから、いじめを見かけたり、いじめられた時はバッジを外してSOSを伝える試み。 一昨年秋、部活中などに衣服がなくなる出来事が相次いだため、学級単位で「いじめをしない」というスローガンを廊下に張り出すなど、再発防止活動を進めてきた。
オリジナルバッジは金属製。円形で直径2・5センチ。表面の模様はハートマークを両手で囲む生徒の案を採用した。美術教員が淡い緑と黄色で色づけし、「HotHeartShiraito(温かい心白糸中)」との文字を添えた。 1年生と3年生はそれぞれ、「みんなと仲良くします」「誰とでも笑顔で接します」と後野文雄校長に誓ってバッジを受け取り、胸元に着けた。2年生には13日に手渡す。教職員も付ける。 後野校長は「いじめ被害を言いにくければバッジを外してほしい。教諭たちがすぐに相談に応じるから」と呼びかけていた。
いい試みだと思うが、問題は「なぜいじめが起こるのか?」だ。この研究があるのかどうか小生知らないが、小生の経験則から言うと、いじめは定期テストや強制的な授業から来る過度の精神的ストレス、不満、退屈といったことから起こるのではなかろうか?
人が人をいじめるのは、いじめることのコスト(たとえば教員に告げ口された、とか親が出てきて問題が大きくなるとか)といじめることから得られる便益(ストレスが発散するとか、自分の威力を誇示できるとか)との比較において、その限界便益が限界コストを上回っているからこそいじめるのではなかろうか?
もしそうであるなら、限界コストを引き上げることが、いじめ防止策として考えられよう。問題は、どうその限界コストを引き上げるかだ。
答えは簡単だ。いじめた生徒の出席停止処分(停学、謹慎処分)だ。しかしこれがなぜできない?いじめた側の学習権を奪うからか?わからない。
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