Monday, December 09, 2013

10月の国際収支、9か月ぶり赤字

新聞記事の内容だが、

「10月の国際収支、9か月ぶり赤字…円安響く」(読売 2013/12/9)

という見出しは「国際収支が赤字」という記事じゃないので注意。


財務省が9日発表した10月の国際収支によると、海外とのモノやサービス、投資などの取引を示す「経常収支は1279億円の赤字」だった。(カッコは著者による)

経常赤字となるのは今年1月以来、9か月ぶり。円安によりドルで取引される燃料の輸入額が増え、モノの取引を示す貿易収支が1兆919億円の赤字だったことが影響した。

貿易赤字は10月としては比較可能な1985年以降、最大だった。前月までは、貿易収支の赤字を企業が海外子会社から受け取る配当金など所得収支の黒字で穴埋めする構図が続いていたが、10月は前年同月比の貿易赤字幅が所得収支の黒字幅を大きく上回った。

貿易赤字は前年同月比6406億円拡大した。赤字は2012年7月以来、16か月連続。

自動車や軽油などの輸出が増えたものの、火力発電の燃料となる液 化天然ガス(LNG)や原油の輸入がかさんだ。輸入は前年同月比1兆5243億円増の6兆9251億円、輸出は同8837億円増の5兆8332億円だっ た。

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