図1、大学シェア(The Economist)
図2、ウィキペディア言語別比較(TechCrunch Japanese 2008.3.29)
言語別のウィキペディア記事数の棒グラフ。英語が231万記事と最も多く、全体の4分の1ほどを占めている。しかし世界の言語別インターネット人口では英語が4割のシェアとされていたのと比べると英語のシェアは低く、ウィキペディアに代表されるWEB2.0の文化はインターネットそのものより尚更インターナショナルだともいえよう。
インターネット人口としては第2位、第3位の中国語、日本語の順位はそう高くない。逆にポーランド語が日本語より上位となり、ヴォラピュク語やエスペラ ント語のような人工言語が顔を出すなど、各文化のこうした分野への意欲によって順位が決まる側面があるといえよう。(2008年4月7日収録)
この記事は面白い。人口比から中国語がもう少し多くてもよさそうだが、低位に甘んじている。中国ではネットが一般に普及していないこと、一般に利用可能度があまり高くないことが窺えそうである。
この図2と比較して、図1の大学シェアと比較すると両図はよく似ている。この図1は、
fast-expanding global education market (see chart), reflect “inputs” such as the number and quality of staff, as well as how many prizes they win and how many articles they publish. The new idea is to look at the end result—how much knowledge is really being imparted.
を表す。
ウィキペデアの作成度合いは「大学の質の差」と大きく関連しているのではないのか。それは「高等教育の質の差」を反映しているともいえるかもしれない。現に、図2から大学シェアの大きい順に英語圏(カナダ含む)の大学シェアは全体の46%、そして、ドイツ、フランス、日本の順となり、図1の棒グラフの大きさ順とほぼ一致する。ポーランド語は図2の「その他」に含まれるのか?
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