Thursday, January 24, 2008

国民負担率

<国民負担率>08年度は40.1% 3年連続過去最高更新
1月23日19時6分配信
毎日新聞

 財務省は23日、国民の税金と社会保障費の負担合計が国民所得に占める割合を示す「国民負担率」が08年度は40.1%となり、3年連続で過去最高を更新する見通しになったと発表した。対前年度増加は5年連続。景気回復で国民所得はわずかに増えるが、高齢化の進行により年金など社会保障負担が増えるため、国民負担率が上昇する。 

国民負担率のうち税負担率は25.1%、社会保障負担率は15.0%で、07年度に比べ社会保障負担がわずかに伸びる。08年度の国民所得は前年度比1.8%増の384兆4000億円となるが、社会保障負担はこの伸び率を上回るという。
国民負担率を国際比較すると、日本は米国(34.5%)より高いが、英国(48.3%)、ドイツ(51.7%)、フランス(62.2%)、スウェーデン(70.7%)など欧州諸国と比べると低い。


国民負担率の国内伸び率は以下参照

この負担増の指標の公表は、経済にとって決してよいニュースにはなりえないだろう。ますます国内の消費を冷え込ませる主因となるからだ。生産や所得の伸びが滞り、マクロ経済に不況の足が忍び寄る。

今日の日本のマクロ経済の状況は以前に比べてよくなったとはいうものの、実感として景気のよさを感じることは当分ないかもしれない。

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